転職活動のすすめ

2022-04-14

ITエンジニアをしていて、特段現状に不満はないものの一抹の不安を抱える方は多いかと思います。
この記事では、今すぐ転職だ!とまではいかないものの、転職活動に興味のあるITエンジニアの方に向けて、転職活動の意義に関して筆者の考えをご紹介したいと思います。

転職活動の意義

転職を考える理由はなんでしょうか?

  • 収入を増やしたい
  • やりたいことが出来た
  • スキルアップしたい
  • ワークライフバランスを改善したい
  • 現在の企業・業界の未来に不安がある
  • 上司・同僚との人間関係に悩みがある、など

様々な理由があると思います。
ここでは「転職の理由」「転職成功のノウハウ」といったことには触れず、 転職活動自体がもたらすボジティブな効果 について書こうと思います。

市場価値の確認

2022年2月25日に東京商工リサーチが公開した記事 によると 倒産した企業の平均寿命は23.8年 だそうです。
また、1983年に「日経ビジネス」が「 会社の寿命30年説 」と言い始めたそうです。
あなたの所属する企業は創業何年ですか?

いずれにせよ、この VUCA (ブーカ)などと言われる不確実性の高い世の中では、いつ失業してしまうか分かりません。
しかし、もし失業してしまっても、あなたの市場価値が高ければ再び職を得ることは簡単 かもしれません。

「市場価値が高い」とは何でしょうか?
それは 企業が求める能力を持っていること です。
「企業が求める能力」は何であるのか?どうやって知ることが出来るのでしょうか?
様々な方法があるかと思いますが、 転職活動を通じて、転職エージェントから情報を入手したり、カジュアル面談や面接を通じて企業から直接情報を入手することができる のではないでしょうか。

経験の棚卸し

「市場価値が高い = 企業が求める能力を持っていること」であることは分かりました。
では、 今あなたが持っている能力 は何でしょうか?
何年も同じ職種で仕事をしていると、出来ることも出来ないことも普通になってしまい、「自分はどのような能力をもっているのか」「その能力は貴重なのか」「その能力にどの程度熟練しているのか」といったことが分からなくなってしまいます。
転職活動では履歴書や職務経歴書を書くことになるため、必ずご自身の経験の棚卸しを行うことになります。自分のことを見つめ直すいい機会にもなります。

仮に自分の能力・経験の棚卸しをしないまま転職エージェントや企業に対して「企業が求める能力は何ですか?」と問うたところで、そもそも相手にされないでしょうし欲しくも無い答えが返ってきたりするでしょう。
しかし、棚卸ししたあなたの能力・経験をぶつけることで、 「あたなの能力がどの程度評価されるのか」「今のあなたに足りない能力は何なのか」など具体的な情報を得ることができます
自分も企業も情報を出し合って互いのことを知っていくことがジョブマッチング ではないでしょうか。
さらに転職活動を通じて分かることは 社外からの評価 です。あなたがいかに社内で評価されていようが昇進して役職が高かろうが、市場価値に直接通づる評価ではないということです。

新たな発見

転職エージェントは思いもよらない、もしくは初めて聞く企業の求人を紹介したりします。
思いもよらない例でいいますと、「その企業 IT エンジニアを採用していたのか」とか「その企業に新たに DX 推進の部門ができるのか」といったことです。
初めて聞く企業も捨てたものではありません。 数年後にある分野でトップ企業になっていたり、知らない人はいないビッグネームになっている企業 はいくつもあります。(惜しいことをした。。。)

また、 普段は知ることの出来ない企業内情 を知ることができたり、そのことによって 逆に自分が務める企業の良い面 を知ることも出来ます。

おすすめ転職サイト

転職活動はどのように行えばいいでしょうか?
企業の採用サイトでも求人情報を出していますので、そこへ直接応募するのもいいでしょう。
最近ではリファラル(その企業の社員による推薦)制度を取り入れている企業も多くあるため、その企業に務める友人に紹介してもらうのもいいでしょう。

しかし、自身や友人のみでは情報に偏りがあり、先に述べた新しい発見も少なくなってしまいます。
また、転職エージェントを利用すれば、 企業のサイトに無い求人を取り扱っていたり、アドバイスやコーチングといったサポート を受けることもできます。

ここではいくつかのタイプに分けて、転職サイトをご紹介します。

ハイクラス向け転職サイト

ビズリーチ

ビズリーチ は、 登録審査ありのスカウト型 です。
企業やヘッドハンターがあなたの職務経歴を見て ジョブマッチング度合いが高い 状態で直接スカウトしてきます。
この仕組みのためか(個人の感覚ですが) 特に大企業の内定率が異様に高い です。
しかし、 希望と異なる求人がくることもある 点については注意が必要です。

IT特化転職サイト

転職ドラフト

転職ドラフト企業がITエンジニアを年収付きで競争入札するスカウト型転職サイト です。
年収付きということもあって、その企業がどの程度自分を評価してくれているのか分かりやすく 、また、収入面での不安を早い段階で払拭 できます。
そしてこれは個人の感覚ですが、企業側は 人事組織主導ではなく現場社員主導 でスカウトしているケースが多いと感じられ、現場社員とのカジュアル面談が非常にやりやすいく印象も良い です。
ただし、 転職ドラフトの運営チームによるレジュメのレビュー・フィードバックがありますが、 その他のサポートがまったく無い 点には注意が必要です。

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レバテックキャリア

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大手IT・コンサルティング企業からベンチャー企業までIT・WEB業界の企業が幅広い求人 がありますが、 未経験者や経験の浅い方にはまったく向きません のでその点ご注意ください。

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リクルートエージェント業界トップの求人数 を保有しているため、選択肢を広げるのには最適です。
ただ、 比較的若年層(25〜35歳くらい)がメインターゲット となっていますので、その点ご注意ください。

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